相場急落時の対処に関しては先日書いたコラムを参照してみてください。
先日の急落でどのくらいの資金流出があったの?
これが8/7に発表された主要ファンドの資金流出額です。
見ていただくとつみたて投資枠で人気な投資信託S&P500やオール・カントリーが資金流出額1・2位になっています。
S&P500では226億円、オール・カントリ―では78億円が流出しています。
このことから推察できるのは、つみたて投資枠で投資をしていたものの今回の急落で資産がマイナスになってしまい、やはり投資にはリスクがあって自分にはできないと思ったかたが売却したということです。
こういったことが起きたことでSNSでは、今年から始まったNISAは国の陰謀論だったというよくわからない投稿も出ていました。
情報を鵜呑みにしてしまう
今回狼狽売りをしてしまったかたの多くは情報を鵜呑みにして、自己判断というよりかは周りもやっているし、SNSなどで情報が流れてきたから自分もやったほうがいいのかなと考え無しに始めたかたが多いんじゃないかなと思います。
情報を鵜呑みにするのではなく、自分の考えのもと投資をやっているかたであれば、こういった局面もあると、ある程度は割り切るようなメンタルでいられたかと思います。
もちろん私自身もそうですし、私のお客様も今回の局面でパニックになって、投資を続けられない!というかたはだれ一人いませんでした。
それは日ごろからリスク許容度と資産のリスクがどの程度あるのかについて情報提供をしっかりとおこなっているからです。
そもそも投資は全ての人がやればいいというものでもありません。
もちろんこれだけ物価が上がっていると貯金だけではなく、投資をしていないとなかなか厳しいのは確かです。
しかし今回の局面になった時に投資しているお金を引き上げないと生活に困窮してしまうようなかたはそもそも投資に手を出すべきではありません。
それ以前に安心して投資にお金を回せる金額がいくらなのか、生活防衛資金と呼ばれる土台がしっかりと出来上がっているのかどうかを見極める必要があります。
それができていないかたはぜひFP相談を活用してみてください。