J-FLECのKPI達成状況をみてみる

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昨年から始動したJ-FLEC(金融経済教育推進機構)。
正直まだまだ知名度はありません。
最近ではタレントの鈴木愛理さんを使ったCMが新たにつくられました。
以前にもCMはあったのですが、私は見たことありません……。
鈴木愛理さんに小島よしおさん、吉田沙保里さんとイメージキャラクターに就任していてそれなりの対価を払っているとは思うのですが。
それだけに、どこまで効果が出ているのか、気になるところです。

目次

J-FLECが2024年度のKPIを発表

KPIはこちらから確認できますので、気になるかたは見てみてください。


ここでFPとして気になった点は外部知見の活用です。
セミナー受講前と後でのアンケート結果を見ると、「今後定期的または必要に応じて相談するつもりである」という割合が受講前は13.9%に対して受講後は11.1%となっています。
私は認定講師にはなっていますが、まだセミナー依頼はないため、セミナー実態を知りません。
しかし、セミナーをやっている意味としては、専門家に相談する必要性を知ってもらうためだと思っています。
それなのに割合が下がっている点は明らかに課題です。
アンケート結果にその理由までは書かれていないので原因は分かりません。
ただセミナーを聞いた結果、まずは自分でやってみよう!もしくはこれくらいならば自分でできそう!と思う方が多いのかなと思います。
またセミナー実施したときに専門家に相談するメリットを十分に伝えきれていないのもあるでしょう。
おそらくですが、国が運営する組織であり、営業色をあまり出さないようにしているかと思います。
私も依頼をされてセミナーをやる機会がありますが、セミナー終了後に積極的に個別相談の営業をしてもいいよというパターンと、個別相談の営業は控えてくださいと言われるパターンがあります。
J-FLECはおそらく後者です。
その理由としては、認定アドバイザーになっている方、全員が認定講師になっているわけではありません。
そうなると例えば認定講師になっている方がセミナーを開催して、私も認定アドバイザーになっているので気になる方はご相談くださいといった場合に、公平性が欠けてしまいます。
そのため、過度に認定講師から個別相談を活用してください!とは言えないようになっているのではないかなと思います。

セミナーからのクーポン事業へ

J-FLECにはセミナー事業のほかにもクーポン事業があります。
クーポン事業を活用すれば、有料相談とはいえ、補助を受けて自己負担少なく相談ができます。
数字を見たらこの流れがまだできていないと感じます。
私のところに来る方はほとんどが日本FP協会のCFP検索や紹介が多いです。
そして初回無料相談の時にJ-FLECの認定アドバイザーになっていて、クーポンも活用できますよと言うと皆さん制度を知らなかったと言います。
J-FLECのセミナーを受けてクーポン事業を知り、問い合わせしました!という方は今のところ0です。

クーポン事業の実績

ここでクーポン事業の実績も少し見ていきます。


クーポン事業は6月末時点で143件です。
規模としては1年間で先着3,000件です。
割合で計算すると、約5%なので、やはりまだまだ知名度は高くないと言えます。
この数字からもセミナーからクーポン活用しての個別相談の流れができていないことが推察できます。
認定アドバイザーや認定講師が認知度向上に向けて活動するのはもちろんですが、J-FLEC側ももう少し認知度向上のためにも動いてほしいと思う今日この頃です。
今のところ日本証券業協会や全国銀行協会などが行っていたセミナーをJ-FLECという組織にまとめただけかなというのが正直なところです。

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