さてトランプ大統領の関税政策によって株式市場は大荒れです。
もちろん私も今回の下落によってダメージを受けています。
新NISAと特定口座の個別株を合わせると4/7現在で損失が約50万円になっています。
ただ以前特定口座で運用していたものを利益確定させて、新NISAに入金していることもあり、実際は±0円くらいです。
とはいっても頭ではわかっていてもやはりメンタル面はそうはいかないです。
冷静さを取り戻すために
それではこういう場面で冷静さでいるためにはどうすればいいのでしょうか?
まずは投資をしている意味を振り返ってみましょう。
皆さんはなぜ投資をしているのですか?
またそのゴール設定はどこですか?
株や投資信託以外の資産バランス全体の状況はどうですか?
投資の目的とゴール設定を振り返るといいでしょう。
私の顧客の多くは子どもの教育費であったり、自身の老後資金のために資産運用をしているかたが大半です。
また必ず生活防衛資金という土台を築き上げたうえで投資をするようにアドバイスをしています。
土台が築けていたら、こういった事態に陥っても市場が回復するまでは手元資金のお金を使って、市場が回復してきたタイミングで利益確定をさせて手元資金を補充するといったことができます。
たとえ今は損失を抱えていたとしても、10年、20年先のゴールを見ればこういうときもあるよねと思えます。
むしろそう思えるように、日頃の相談ではどの程度のリスクが生じるのかをお伝えするようにしています。
もし大きな損失を抱えていて不安になっているかたは今一度投資をしている意味と資産全体で俯瞰してみてください。
必要であれば、私のほうでも振り返りと当初のゴール設定の話、ポートフォリオによるリスクの説明といったメンタルサポートができます。
最近の個別相談者の傾向
ここ数年の相談者様の傾向としては、資産運用を始めてなんとなくS&P 500のインデックスや全世界株のインデックスに投資をしていて、なんとなく利益がでているというかたは多かったです。
たしかにここ数年は右肩上がりで推移していたので問題ありませんでした。
ただあくまでもそれは相場がよかっただけです。
そんな方々もなんとなく資産運用をしているだけなので、相談の中で話を伺うと資産全体のバランス(ポートフォリオ)や資産の置き場所(アセットアロケーション)でみるといびつになっているケースが多かったです。
同じ運用をするにしてもアセットアロケーションで将来の利益は変わってきます。
例えば特定口座にするのか、NISA枠を使うのか、iDeCoを使うのかです。
またポートフォリオを組むことも重要です。
今回は株式だけでなく、コモディティにも影響が出ていますが、それでも債券や不動産といったものに分散して投資をしていたならば株式だけに投資していた場合よりも損失は抑えられたでしょう。
今からでもまだ間に合います。
もしこれを機に見直したいというかたはぜひ個別相談をご利用ください。
長期・つみたて・分散の効果
今回の下落では悲観ばかりでもありません。
楽観的にとらえると改めて長期・つみたて・分散の効果を実感できています。
こんなマーケット状況であるにもかかわらず、旧つみたてNISAで保有している投資信託はまだまだプラスです。
さらにはiDeCoの口座を確認してみると、確かに前月比をみてしまうと悲観的になりますが、それでも全体の損益でみるとまだまだプラスです。
むしろ今回の下落であってもマイナスになることはないでしょう。
そう考えるといかに余力を残しつつ、長期・つみたて・分散を続けることが大切かが分かります。


こんな時こそアドバイザーが必要
相場が良いときは誰でも投資で利益を出せますが、不安なときにどう行動するかが、長期投資で成功するかの分かれ道です。
だからこそ、迷ったときや不安なときには、信頼できるアドバイザーの存在が重要です。
冷静に自分の資産状況を見直し、将来に向けて戦略を一緒に再確認してみませんか?