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数字は他のものとの比較が容易であるので、主張に説得力があるように見えます。
例えばランキングや平均値などを見ると、皆さんそれなりに説得力ありそうだなと感じませんか。
ただその数字も扱う人によって変化します。
特にFP相談は良くも悪くも設定次第で、FPが見せたいライフプランを作成できてしまいます。
これから相談を考えている方は数字にとらわれることなく、その背景までしっかり説明をしてもらって、納得できるものなのかどうかまで考えてみてください。
作成するキャッシュフロー表に要注意
FPの私が言うのもなんですが、資料として作成しているCF表には注意が必要です。
例えば
・給料の上昇率が高く、年収が高くなっている。
・生活費の支出の物価上昇が見込まれていない。
・資産運用の利回りが現実的なものになっているかどうか etc
一つの入力値や設定値を変えるだけでシミュレーションは大きく変わります。
同じ情報を渡したとしても出来上がってくる資料はFPによって異なります。
本来であればどのFPが作っても近しい数字になるはずなのですが、少し数字をいじることでFPが見せたいキャッシュフロー表に作り替えることができます。
将来不安を煽りたいのであれば、生活費の物価上昇を上げたり、年収推移を下げたり。
このように数字で振り回されないためには、なぜそのような設定にしているのかFPの意図まで把握する必要です。
その説明に対して自分でも納得できたのかどうか、できないのであれば質問を投げかけて確認をしましょう。
※本来はFPがそこまでちゃんと説明すべきだとは思っています。
私は日頃の相談業務ではお客様から頂いた情報をもとに、なぜその設定にしているのか説明をするようにしています。
そのうえでお客様のお考えが異なるようであれば、修正を加えていきます。
とはいえ、お客様のお考えがあまりにも一般的な考え方と乖離しているようであれば、しっかりと考えをお伝えし、折衷案を見出していきます。
疑問を抱いたならば設定内容をFPに確認を
上記のように言われるがままに作成してもらうのは、危険です。
キャッシュフロー表で確認すべき点としては、収入・支出・資産の3点です。
収入について
収入推移が自分の予測と大きく相違がないのか。
最近では自分の勤め先の給料推移はネットで調べれば出てきます。
もし出てこないとしても業種である程度の推移は確認できるでしょう。
その推移とキャッシュフロー表の収入予測が大きく相違していないかを確認しましょう。
支出について
生活費が物価上昇率を見込んでおらず、ずっと横ばいで推移している。
子どもの出産や独立したタイミングといった生活費の変動要素をちゃんと反映しているかどうか。
資産について
年間収支を見たときに数字に違和感がないか。
運用をしている場合にはその運用利回りが現実的なものかどうか。
この3つのポイントを確認するだけでもキャッシュフロー表の確度は大きく改善されます。
もし数字に違和感があるようならば担当に確認してみましょう。
自分の人生設計(ライフプラン)を他人任せにしない
キャッシュフロー表の作成はFPの専売特許みたいに思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
入力する情報と入力の仕方が分かれば誰でも作れます。
私としてはFPである私が作るものさえも疑ってほしいと思っています。
※もちろん、自身が作成したCF表とそれに伴うアドバイスには自信を持っていますが。
もしかしたら私が、『数字は嘘をつかないが噓つきは数字を使う』FPかもしれないからです。
そのため、弊社ではお客様自身でCF表を作成できるようになってもらうためのサービスプラン「ライフプランプロフェッショナル」を提供しています。
このプランではCF表の作成方法はもちろんですが、その過程で家計収支の管理方法、保険の見直し、資産運用の考え方など網羅的にお伝えします。
もし自分でできないようならば定期的に面談をしてメンテナンスをおこなう顧問契約も提供しています。







