私自身も30代なので相続のことなんてあまり気にしないでもいいかなと思っている点があります。
一方で考えてみれば親は気づいたら高齢者で、兄弟もいるので相続については今から考えるべきことだよなと思っています。
思ってはいますが、行動に移せてはいません…。
日ごろ同世代のかたの相談を受けることが多いため、子から親へ相続について話をする機会を作ったり、橋渡ししたりできないかと最近考えています。
相続が争続にならないようにFPとしてなにができるかについて書いてみます。
今までの私の思考は
今まで私は個別相談をするときにあまり相続や贈与に関して積極的に対応はしていませんでした。
もちろん住宅購入相談のなかで贈与活用ができる場合や、教育費の贈与活用が生じた場合はお話をさせていただいていましたが。
理由としては、相続贈与に関しては私の世代というよりかは親の世代が考えることという固定概念。
また親世代のFP相談であれば私ではなく、親と同世代のFPのほうがいいんじゃないかという固定概念。
主にこの2つの固定概念にとらわれすぎていたと思っています。
子どもから親へ問題を投げかけてもいいのかなと最近では考えるようになりました。
もしかしたら親世代は終活やエンディングノートというキーワードをよく耳にするようになって、相続について考えているかもしれません。
ただなかなか家族にその話をする機会がなく困っている可能性もあります。
そんなときに子どもから相続についてどう考えているのか話がでたら、親からしてもこれを機に自分の意思を伝えておこうと前向きになるかもしれません。
私がFPとしてできることは何だろう?
そんなときにFPの私がどんなサポートができるのかを考えてみました。
分かりづらい相続や制度を分かりやすく説明できる。
税理士、司法書士、行政書士といった専門家を紹介できる。
客観的に親と子どもの考えやお金面の仲介役ができる。
兄弟姉妹がいる場合はその仲介役ができる。
これからのライフプラン実現に向けてサポートできる。
これができれば、それこそFPとして世代を超えた包括的なサポートができます。
また子ども側のFPとして私が親にアプローチをして、もし親が若造FPではなく同年代のFPを紹介してほしいと希望された場合でも、ほかのFPを紹介して協業しながら問題解決ができます。
見方を変えて固定概念を覆す!
今回は徒然なるままに相続について私の考えについて綴ってみました。
あくまでも私が抱いていた相続の固定概念ですが、今回はとあるセミナーに参加をしたのがきっかけで相続に対する固定概念を覆すことになりました。
また先日の令和5年税制改正大綱をみても、国としても高齢者から若い世代にいかに資産を継承させるのかについても触れられています。
これから少しずつでも有言実行できるように行動を起こしていきたいなと思います。
その第一歩としてまずは自分の親兄弟と年末年始に集まるときにでも相続の話題をだしてみようかな。
またコラムでも相続をテーマにしたものを書いていくので、よかったら目を通していただけると幸いです。