さて日銀が利上げを発表してから急激な円高と株安が進んでいます。
新NISAが始まってから資産運用を始めたかたはここまでの急落は始めてでしょうから困惑しているかたもいるでしょう。
私も絶賛運用益が減少中です。
毎日のように20~30万円近く利益が減っていきました。
ただそれほど焦りはありません。
もちろん早めに手仕舞いをしておけばよかったなと思うことは多々ありますが。
その理由は、
・そもそも資産運用に回しているお金は余剰資金で今すぐに使うお金ではないから。
・相場が下がるということはそれだけ株や投資信託を安く仕込めるタイミングが到来しているから。
・値動きが違う金融商品を組み合わせているため、資産全体でみると値下がりしているものもあれば値上がりしているものもあるから。
ただFPである私でもやはり運用益が減っているのを見るとやはり心はざわつきます。
頭ではわかっていてもなかなかスパッと見切りをつけるのには相応の忍耐が必要です。
お客様であればなおさらこのまま資産運用をしていていいのか?と不安感に襲われているかた思います。
そういったときにやはり平静でいられるように相談できる相手を見つけておくことが資産運用を継続していくためには重要です。
またもし今回の急落でメンタルが持たない!というかたは今一度資産全体のバランスを見直してみて、必要であれば現金比率を高めておくなど工夫が必要でしょう。
各社の発信内容
今回の相場急落を受けて各社お客様に対しての情報発信を臨時で出しています。
各社共通していることを簡単にまとめると下記のとおりです。
今まで円安だったものが日銀の利上げによる円高傾向に流れが変わった。
円高になると輸出企業からしたら利益縮小になる。
例えば1ドル155円だったのが円高で145円になると利益が10円少なくなることになります。
アメリカ経済で景気後退を示すデータ発表があり、米国株式市場が下落。
長期目線で見れば調整局面であって焦る必要はないですよ。と発信しています。
もしよかったら各社の臨時のお知らせを見てみてください。
ちなみに私の資産状況は……
個別株は一時期見事に損失となりました。
この記事が公開されている時点では反発によって持ち直しました。
※以前特定口座で運用していたものを新NISA口座に移し替えているため、特定口座で運用していた時から考えると損失ではなく、まだ利益が残っている状態です。
これを機に個別株を仕込みたいところではあるものの、もう少し相場の状況をみてから手を出そうと考えています。
もともと、相場の格言で8月は夏枯れ相場ともいわれていることもあるので。
夏枯れ相場とは機関投資家などが長期休暇をとり、取引高が減少し、相場が上がりにくく、悪材料が出たら相場が下落しやすい傾向にあることを言います。
新NISAのつみたて投資枠、旧つみたてNISAやiDeCoはまだマイナスにならずにプラスで推移しています。
例えば社会人になってからずっと継続しているiDeCoに関していえば下記の通りです。
今回の件でこれでも100万近く損失が発生しています。
それでもこんな下落相場であっても十分に運用結果を残せているのでやはり長期・積立・分散の効果は絶大だなと感じます。
とりあえず私のお客様にお伝えしているのは、円高・円安、インフレ・デフレどのシナリオになったとしてもいいようにポートフォリオを組むこと、そしてこういった相場急落になったとしてもパニックにならずに今一度初心に戻って冷静に考えてもらうことを念押ししています。
また必要であれば、顧問契約をしているかたに対しては個別相談でサポートをしています。
皆さんも必要であればFP相談を活用してみてはいかがでしょうか。
またyoutubeでは住宅購入検討者向けに情報発信をしています。
気になるかたはぜひチャンネル登録をお願いします。