私のポートフォリオを紹介したコラムを読んでくれた皆さんは私が仮想通貨を持っていることをご存じだと思います。
そのコラムを読んでいないかたはぜひ目を通してみてください。
仮想通貨をすべて売却
先日その仮想通貨を売却しました。
その時に私が売却判断の一つにしたのが、1月9日に米証券取引委員会(SEC)のX公式アカウント投稿でビットコインETFが承認されたとのツイートです。
この投稿によってビットコインの価格が急上昇したので、どこかで売却しようと思っていたし、NISAに充てる資金も用意しておきたいからいい機会だと思い、売却に踏み切りました。
実はこの記事がフェイクニュースだったそうです。
結果的に1月10日に承認はされたので本当にフェイクだったのかどうかは微妙な気もしますが…。
フェイクニュースに惑わされないためには?
今回は仮想通貨でのフェイクニュースでしたが、新NISAで盛り上がっている昨今、ほかの投資でもこういったフェイクニュースが流れる可能性があります。
その時に冷静に対処するためには自分の判断基準が求められます。
SNSやyoutubeといったもので情報過多になっている現代で、あるインフルエンサーがフェイクニュースを流したとしたら、その情報に流されてしまう人が一定数いるんだろうなと私は感じました。
だからこそ私は日ごろからお客様に情報に流されるのではなく、自分の中で判断基準をもって自己判断いただくようにお伝えをしています。
私がするアドバイスがすべて最適だ!と鵜呑みで聞いてもらうよりも、自分の考えを持ったうえで本当にそうなのか?と疑問を持ったうえで聞いてもらいたいとも思っています。
もちろん疑問を持った点に関しては質問いただき、回答したうえでアドバイスを進めていきます。
それくらい関心を示してもらったうえで相談に来てほしいと考えています。
←おそらくこういった思考でお客様と向き合っているFPって少ない気はします。
ただ私の目指すべきお客様のゴールとしてはキャッシュフロー表を自分で作成、メンテナンスできるようになってもらい、かつB/Sを理解してお金のことを自身で考えて判断してもらうところをゴールにしています。
もしその判断が自分でするのが難しいのであればその分野に詳しいアドバイザーを見つけておくようにしてください。
アドバイザーの客観的な意見を聞くことで改めて自分の思考を整理するのにも役立ちます。
判断基準を持つということ
お金の判断基準としては下記のような視点を持っておくとよいでしょう。
・資産運用をする目的を明確化しておくこと
・個別株の場合には、日ごろからその会社の情報をチェックしたり、決算書といった数字を確認しておくこと
・発信された情報の情報源がどこなのか確認すること
→今回の仮想通貨のように公式アカウントが乗っ取られてしまい情報が発信されてしまうケースもあるため、この点は注意が必要です。
・発信された情報を裏付けるものがないかを自分で調べてみること
判断基準を持っておくのはお金のことに限りません。
私は行動に移す前になぜ今これをやらなければいけないのか?を考えたうえで、行動するようにしています。
そうするとなにかあって諦めそうになった時も原点に立ち戻ることができ、継続できます。
もちろん考えずにチャレンジしてみるというのも時には必要かと思います。
もしお金のことでアドバイザーを求めているかたはぜひ個別相談を活用ください。