今年から高校の家庭科の授業で金融教育が始まります。
学校で学ぶ機会が増えるのはいいことですが、ベースとなるのはやはり常日頃からお金について学ぶ、
もしくは考える機会を増やすことではないかと思います。
そこで今回は学校ではなく、お家で親と子どもが一緒にお金について学べないか?
自身の経験や周りの方の一工夫した取り組みを何回かに分けて紹介しながらまとめていきます。
おこづかいのあげ方
①キャッシュレス決済の台頭
私が幼少期の時はおこづかいのあげ方というと現金一択でしたが、いまや電子マネーも普及し始めておこづかいのあげ方を工夫できます。
小学校低学年の子どもには電子マネーや外貨で上げるのは難しいでしょうが、高学年にもなればチャレンジしてみるのもいいでしょう。
- メリット
電子マネーで商品を買うとポイント還元や割引があり、支払方法によって安く買えることを学ぶいい機会になります。
- デメリット
スマートフォンといった端末が必要。
お店によっては使えないことがある。
お金を使っている感覚があまりないため、使いすぎてしまう恐れがある。
また最近ではゲームでも電子マネーを使ってアイテムを購入したりできるため、
親がしっかりと管理してあげる必要があります。
②外貨であげる
また一風変わった方法として、あえて外貨でおこづかいをあげている方もいます。
- メリット
円に換えるタイミング次第で多くもらえる可能性がある点です。
お金の価値は常に変動するのを身近に感じることができます。
タイムリーな話題で最近は円安が進んでいます。
円安になると普段の自分の生活にどういう影響が出るのか知ってもらういい機会でしょう。
おこづかいを米ドルであげて、日々の為替相場のレートで円に換えられるようにしてあげます。
そうすると、子どもは日々の為替レートを気にするようになるでしょう。
そこからどういうときに円の価値が高くなるのか、低くなるのかほかのニュースも気にするようになるかもしれません。
何より日ごろ使っているお金の価値が日々変わっていることを実感することができます。
子どもには難しいかもしれませんが、なんとなくでもお金の価値は変わるんだな!という感覚を身につけられます。
- デメリット
欲しいものがあった際に、すぐに円を用意できない。
できたとしても受け取れる金額が少なくなってしまう可能性がある点です。
おこづかい帳の活用
私は小学校からおこづかい帳を使っていました。
そのおかげか今でも家計簿アプリでお金の収支を把握するが習慣化できています。
おこづかい帳のメリットは、あとで何にお金を使ったのか振り返られる点です。
振り返りをすることで無駄な支出の把握ができます。
またいつ何にお金を使ったのか、手元にいくら残っているのかが常に分かるため、
欲しいものがあった際に計画を立てることができます。
おこづかい帳とは異なりますが、最近では預金通帳を真似た子ども通帳といった商品があります。
こちらは銀行に預けるのではなく、親を預け先にして自由に利率を設定してあげてお金の管理ができます。
幼少期から取り入れることで預け先によってお金の増え方が異なることを学べます。
理解は難しくてもなんとなくの感覚でいいのでどうしたらお金が増えるのかを考える一助になります。
まとめ
おこづかいのあげ方はすぐに変えられます。
もしよかったらこれからのおこづかいのあげ方を変えてみてはいかがでしょうか。
次回は実体験から学ぶという内容でお届けします。