今ではCFP🄬&FP1級技能士まで取得した私ですが、自己紹介も兼ねてここに至るまでの経験談を少しづつ綴っていきます。
当時の勉強方法と、仮に今からFP資格を取得するならどのように勉強を進めていくかも紹介します。
さていよいよCFPの申し込みが始まりました。
今回は受験体験記と攻略方法を書いていきます。
少しでもこれから受験される方のお役に立てればと思います。
FP取得ルートの解説はこちら。
3級&2級の体験記はこちらをご参照ください。
CFP受験のポイント
・ライフプランニング・リタイアメントプランニング、金融資産運用設計、不動産運用設計、リスクと保険、タックスプランニング、相続と事業承継の6科目をどの順番で受験するのかがポイントになります。
1回の試験で6科目一括受験する猛者もいますが、2020年度は受験者数662名で合格者数が63名と合格率9.5%の狭き門になっています。
試験は1日3科目で2週にわたって開催されます。1科目あたりの試験時間は120分です。
まず1回の試験で何科目受験するのかスケジューリングすることをおすすめします。
なお試験日程は下記のとおりです。
・受験攻略法
・仮に1回の試験で3科目受験する場合は……
『タックスプランニング+不動産運用設計or金融資産運用設計+ほか1科目』
理由は、タックスプランニングはどの科目にも関連性が高く、事前に勉強をしておくとほかの科目の理解が深まります。
不動産運用設計と金融資産運用設計は皆さんつまづくことが多く、6科目の中でも合格が難関な科目のため、同時受験ではなく、ずらして受験することをおすすめします。
あとの1科目は強いて言えば不動産運用設計を受験する場合は相続と事業承継がおすすめです。
相続と事業承継では不動産相続の問題で小規模宅地の特例などが出題されるため、多少は不動産運用設計との関わりがあるかなと思います。
・仮に1回の試験で2科目受験する場合は……
『タックスプランニング+ライフプランニング・リタイヤメントプランニングorリスクと保険』
『不動産運用設計+相続と事業承継』
『金融資産運用設計+リスクと保険orライフプランニング・リタイヤメントプランニング』
個人的には最難関である金融資産運用設計と比較的合格しやすいリスクと保険の組み合わせがおすすめです。
しかし人によってはリスクと保険が苦手という方もいるでしょうから、
その場合はライフプランニング・リタイヤメントプランニングと受験を入れ替えるといいでしょう。
CFP編 ~もし今勉強するとしたら~
テキストは使用せずに、FPK研修センターの精選問題集をひたすら解くことです。
CFP試験はFP1級と違いテキストがほとんどありません。
私が知る限りFP協会が出版しているテキストだけではないかと思います。
FP1級のテキストを代用するにも、試験内容が異なるため辞書代わりに使うくらいでしょう。
そのためにFP1級のテキストを購入するのはもったいないので、FP2級のテキストを残しておくとよいです。
FPK研修センターの精選問題集にはテキストにも劣らない解説があるため、テキスト兼問題集の役割を担えます。
小ネタですが、FPK研修センターの精選問題集を何科目かまとめて購入したい場合はまず1科目の1冊のみ購入します。
そうすると巻末にFAX購入用紙があるため、それを使ってほかの科目を購入するといくらか割引がされます。
いくら割引になるかは手元にないため、忘れてしまいました…、たしか300円くらいだったと思います。
まとめて購入するよりも安く精選問題集を手に入れられます。
ちなみに解説を読んでもわからない場合は、ほんだ先生の動画がおすすめです。
この2つがあればテキストがなくても充分に試験対策はできます。
解説部分にyoutubeで学んだことなどを書いていき、自分のオリジナルテキストを作るのが一番のテキストになります。
CFP ~受験歴~
まずは私の受験歴をご紹介
2019年6月 タックスプランニング、リスクと保険、相続と事業承継 合格
2019年10月 ライフプランニング・リタイヤメントプランニング、金融資産運用設計、不動産運用設計 3科目ともに不合格
2020年6月 新型コロナウィルスで試験中止
2020年11月 ライフプランニング・リタイヤメントプランニング、金融資産運用設計、不動産運用設計 2科目合格
2021年6月 不動産運用設計 合格
受験歴をみていただければわかる通り、当初の私はほぼ無計画で試験に臨みました。
理由は単純、2週にわたって試験会場に行くのがめんどくさいから1日で受験終わるようにしたいとしか考えていませんでした。
大手生損保代理店にいたこともあり、リスクと保険、相続と事業承継は比較的なじみがあり、最初の3科目は順調でしたが残りの3科目で大苦戦しました。
6科目の中でも難関である不動産運用設計と金融資産運用設計の2科目を同日受験にすると私みたいに苦しむことになると思います。
また1日で3科目受験するのは相当体力を削られます。
考えてみれば1科目120分×3回で1日中、頭をフル回転させることはそうそうないです。
そういった意味でもポイントで書いたように事前の試験スケジュールを考えるのが重要になります。
CFP ~当時の勉強方法~
勉強方法としては特に資格学校には行かず、前述したFPK研修センターの精選問題集の独学で6科目合格しました。
ほんださんのyoutubeもなかったため、分からない部分は官公庁や不動産会社、年金事務所や金融機関が発行している冊子などを取り寄せて読んでいました。
冊子のいい部分は消費者目線で記載されているため、テキストや解説とは異なり分かりやすく制度解説されている点です。
ほかにもおすすめの書籍としてはマンガで分かるシリーズです。
年金・税金・相続の3冊は試験勉強に役立ちます。
また私は不動産運用設計がなじみなく苦戦しました。
悩んでいた際にたまたまclubhouseでFP講師youtuberのおーちゃん先生と宅建講師の吉野先生とお話する機会があり、FPの不動産分野であれば宅建試験との親和性が高いから宅建の勉強するのがおすすめと教えていただきました。
その言葉を信じて2021年2月にCFPの勉強と並行して宅建の勉強をすることで晴れて不動産運用設計も合格できました。
ほかにもFP試験と親和性が高いのは年金分野であれば社労士、相続と事業承継であれば行政書士・司法書士があります。
このレベルは難しくても例えば証券外務員や相続アドバイザー、簿記に住宅ローンアドバイザーといった資格も関連性が高いです。
もし試験勉強でつまづいてしまったら、別の資格試験を受験することで違った視点から学びなおしができます。
まとめ
ここまでFP3級からCFP🄬になるまでの体験記をまとめてきました。
途中で挫折しそうになったこともありますが、なんとかCFP🄬取得ができました。
CFP試験の5月試験の申し込みが始まりました。
この体験記が少しでもこれから受験される方の参考になったら幸いです。