独立系FPを志したその理由とは? ~逃げるは恥だが役に立つ~

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私がどういった経歴で独立系FPになったのかは割とTwitterのspacesやお会いしたかたにはお話しています。
しかし実は今までに皆さんに話していたのは表側の理由であって、裏側の理由があります。
裏側の理由を知っているかたはごく少数です。
今回は私が独立系FPを志した理由を表裏の話を綴っていきます。

目次

私が独立系FPを志した理由とは?

もともと大学の時から金融業界への憧れがあり、就職活動が始まるにあたって何か役立ちそうな資格ないかな?と探してたどり着いたのがFPの資格でした。

また大学の商学部の授業でFP講座があったのも資格取得の後押しになり、大学在学中にFP3級を取得しました。
残念ながら新卒では金融業界とはご縁がなく、旅行会社に就職することになりました。
けど心のどこかで金融業界への憧れがあったのでいつかは金融業界で仕事をしたいと思っていました。
その想いが強くなり大手保険代理店に転職をしました。
そのときにOJTとして指導してくれたかたが相談料をもらいながら活動をしている独立系FPでした。
初めて相談料をもらう形で活躍するFPを目の当たりにして将来的には自分も独立系FPとして活躍したい!という目標が生まれました。
しかし勤めていた大手保険代理店では、心のどこかにひっかかりがあったり、会社のグループ統合のゴタゴタに巻き込まれたりして嫌気がさしたのと次なるステップアップをするために再度転職をし、独立系FP事務所にも勤め、経験を積ませてもらい、今に至ります。
ここまでは表側の理由です。
ただ実は私が独立系FPを志した理由はこれだけではありません。
何かあった時に自分で稼げる手段を持っておいたほうがいいなと思う出来事がありました。
それが裏側の理由です。
あとあと思い返してみるとその出来事がFPとして独立を目指すきっかけの一つになっていたなと思います。

突然の出来事

実は最初に勤めていた旅行会社にいたときに、パニック障害を患ったのが一つの理由になっています。
厳密にいうと自律神経失調症およびパニック障害を患いました。
これが私が独立系FPを志した裏側の理由です。
今は症状が落ち着いていますが、季節の変わり目やストレス過多などによって症状がぶり返すこともあります。
実際これが原因で2社会社を退職していることもあり、会社に縛られずに自分の力で稼げる状態を作る必要があるなとおもい、今までのスキルを活かした独立系FPで開業するという道を選択しました。
今では自分の力(個の力)で収入を生み出せることが一種の自分の精神安定剤になっています。

一番最初の異変

一番最初の異変は社会人3年目のGW手前の休みの日でした。
どのタイミングかまでは分かりませんが、咳をしたときに肺に穴があきました。いわゆる気胸です。
そのときは何ともなかったんですが、フットサルをしているとなんだかいつもより息が上がるなと違和感がありました。
気のせいかなと思い、そのまま1週間ほど日常生活をしていたところ、日常生活するだけでも息が上がるようになってしまったため、次の休みの日にさすがに病院に行きました。
レントゲン検査をしたところ片方の肺が半分以上潰れている状態で、すぐに大学病院に紹介状を書いてもらって診察してもらいました。
結果、できればそのまますぐにでも入院手続きして手術するように言われました。
そんな状況でも自分は明日からまた仕事あるし、家族も全員で払っていて入院手続きできないと拒否しました。
週明けに仕事のことを上司に相談したうえで再診察受けることを約束し、とりあえず麻酔を打って注射で空気を抜くだけの応急処置を受けました。
人間の自然治癒力はすごいなと思いましたが、違和感を1週間以上放置をしていたからか、肺にあいていた穴はふさがっていたようで応急処置だけで済み、結果として入院も手術もする必要はありませんでした。
しばらくは何ともなく過ごしていましたが、次の異変は夏に起きました。


次の異変

その日は朝礼当番で早めに出社をして朝礼の準備をしてました。
いざ朝礼を始めたところなぜか急に気持ち悪くなってしまい、同期にバトンタッチしてトイレに駆け込みました。
少し落ち着き、応接室で横になり熱を測ってみると少し熱があり、その日は早退しました。
その時は夏バテかな?くらいにしか思っていませんでした。
次の日には何ともなく出社をした気がします。
しばらくは大丈夫だったんですが、やはり体調を悪くする日が続き、時には症状が改善されず動くこともままならない状況で椅子に掛けたままの状態で隣の病院に運んでもらって点滴を打ちに行く始末でした。
もちろん原因究明のために眼科や耳鼻科、血液検査にレントゲン検査、MRI検査までしました。しかしどの検査もまったく異常はなく、原因は特定できず。
通勤電車に乗っていても動悸がすさまじく、時には過呼吸を引き起こす手前の状況。
毎日各駅停車にのって駅一つたどり着いたら下りて、呼吸を整えて何とか会社の最寄りの駅に辿りついて会社を目指す日が続きました。
最終的には何とか会社の最寄りの駅にたどり着くもその先の改札を出ることができずに家に引き返すまでになりました。
今思えばそこまでして会社に行く必要があったのかなと思えますが、当初はやはり仕事を頑張らないとという想いが強かったんだと思います。
最終的には心療内科にいって診察をしてもらい、自律神経失調症と診断されました。
私の場合はめまいがひどく、普通に立っていても、常に揺れている感じがして吐き気がする状態で動悸の症状もありました。
ちなみに私はこれが理由でお酒を飲めなくなりました。もともとアルコールに強かったわけではありませんが、それまでは飲むこと自体はできていました。しかしこの症状に悩むことになり、お酒を飲むことでこの症状に似た状況になり、フラッシュバックみたいな恐怖心に駆られます。
最終的には出社することができなくなり、最初の旅行会社は3年目の12月末で退職することにしました。

逃げるは恥だが役に立つ

私と似たような境遇のかたもいて、もしかしたら無理しているかたもいるかもしれません。
一緒に働いているかたに迷惑をかけることにはなりますが、自分がその環境からいなくなっても意外とどうにかなります。
自分の身を守るために時には逃げる必要もあると私は思っています。
ドラマにもなりましたが『逃げるは恥だが役に立つ』。恥ずかしい逃げ方だったとしても生き抜くことが大切です。
逃げるにあたって私の場合はFPという資格を持っていてその知識をフル活用することでお金の心配をせずに今にいたっています。
なかには逃げ出したいけれどもお金の心配がつきまとい、その環境から逃げ出せないというかたもいるかもしれません。
できればそんな状況になってしまう前にFPとして力になりたいなという想いがあります。


自分で稼ぐ力を身につける

今となってはパニック障害の症状もなく、自律神経失調症の症状は治まっています。
ただこの病気の厄介なところはもしかしたらまた同じ状況になるんじゃないかという不安がつきまとうことです。
実際に私の場合は独立系FP事務所にいたときにこの症状が再発して退職をしました。
ストレス過多になると症状が再発します。もちろん人によるとは思いますが。
また交感神経が優位になるとどっと疲れてしまうこともあります。
自分では無理しているつもりはなくても、肩に力が入ってしまい、肩の荷が下りると一気に疲労感に襲われます。
私の場合は大きなストレス原因として仕事がありました。
旅行会社を退職したあとも、独立系FP事務所を退職したあとも一定期間療養をしてストレスフリーになったら症状は落ち着きました。
このストレス原因を解消するためには雇われずに自分で稼ぐ力を身につける必要があるなと感じ、独立系FPを目指そうと思いました。
これが今まであまり話したことがない私が独立系FPを志した理由の裏話です。
まあ業界に勤めた経験もあるため、ぶっちゃけ独立系FPで生計を立てることが厳しいことは重々承知で茨な道なのは知っています。
ただ私の年齢でCFPⓇを取得して、かつ独立系FPとして活躍されているかたが少ない状況も知っていたのでチャレンジする価値はあると考え、今にいたります。
諸先輩がたに比べたらまだまだひよっこですが、応援してくれるかたも増えてきて嬉しく思います。

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