人生(ライフ)デザインと聞くと私はキャッシュフロー表やライフイベント表を思い浮かべてしまいますが、この本は金銭面ではなく、心理面について書かれている本になります。
進路や仕事で思い悩んでいるかたやマインドセットについて知りたいかたにはオススメの本になります。
個人的にも行き詰ったときや悩んでいる時には読み直しをしたい本だと思いました。
ちなみに金融広報中央委員会の知るぽるとではライフデザインについて下記のように触れています。
ライフデザインとは、「将来、どんな人生を送りたいか」についての自分の構想です。自分の価値観に基づいて、人生の生き方の構想を描くことです。
ライフデザインを描く目的は、自分の“幸せ”を実現することです。そのためには、自分の価値観や夢(希望)を自覚することが大切です。
「夢(希望)」とは、人生において実現したいことです。
「夢(希望)」は、人によってさまざまです。たとえば、仕事や社会貢献、恋愛や結婚、子どもや 親との関係、くらし、趣味、遊びなどに関するものが考えられます。
ライフデザインを描くことは、「自分にとって何が“幸せ”なのか」と自分に問いかけ、「ぜひ実現したいことは何か」「実現できないと後悔しそうなことは何か」と考えることから始まります。
2. 人生のデザインを描く ─ I. 人生のデザインとお金 ─ 大学生のための 人生とお金の知恵|知るぽると (shiruporuto.jp)
5つのポイント
5つのポイントとして、好奇心・行動主義・視点の転換・認識・過激なコラボレーションがあります。
この5つのポイントはFPにも通ずるところがあると思ったのでつらつらと書いてみます。
好奇心
まずは6分野あるので好奇心旺盛さは必要です。その中で自分の好きな分野ができてくるでしょう。
そこを深堀りするとビジネスチャンスになるかもしれません。
また日頃個別相談をしている私の場合はお客様と話をする中で好奇心を持って接しています。
お客様がどの話に興味をもったのか、本当は別の問題を抱えているのではないかを見極めるためには好奇心が必要です。
行動主義
まずはやってみる!というマインドが時には必要です。
私はどちらかというと、いろいろ考えた上で行動に移すタイプなので、改めてやってみる精神を身につけないとなと感じています。頭であれこれ考えていても実際に動いてみると思わぬ失敗や壁にぶち当たります。
その失敗はやってみた結果なので、そこから得られる何らかの学びがあり、もしかしたら解決策が生まれます。
視点の転換
人生において行き詰ってしまうことは多々あります。
そんなときに別の視点を持てるかどうかは重要です。この点は一人でおこなうには難しいです。
そのためにそんな時に相談できる相手が一人くらいいるといいかもしれません。
話をすることで自分がなにに思い悩んでいるのか整理することができます。話さなくても紙に落とし込むのも有効です。
またそれに対してなにかアドバイスをしてくれる人がいたら視点の転換ができます。
FPの仕事はそんな手助けができる仕事だと思います。
過激なコラボレーション(助けを借りる)
FPは独占業務がないため、実際にお客様の実行支援をおこなうさいには助けを借りなければいけません。
またそのつながりを持つことで仕事につながることもあります。
時にはお客様が持つスキルを借りることも出てきます。
私の場合は……
キャッシュフロー表やB/Sを見ることで自然とお客様にこの5つのポイントを提供できているかなと思います。
キャッシュフロー表を作成するヒアリングの中で、好奇心を持ってお客様が何に困っているのか、関心がどこにあるのかを見極めます。そして作成したキャッシュフロー表やB/Sの中で、お客様が実現したいライフプランを実現できるように行動できるようにコーチングをします(行動主義)。
時には客観的に分析をすることで視点の転換のお手伝いもします。
そしてまだ若手FPなので先輩のFPに話を伺って学ばせてもらうことも多いですし、問題解決のために士業の先生に助けてもらっています。
ただこれは別にFPの仕事に限らず、必要なことなので日頃から意識したいと思います。