人生で初めて入院手術をしたので備忘録を含めてコラムに綴っておこうと思います。
part1では事の発端から入院生活の様子について、part2では医療保険の請求や健康保険の手続きについて書いていきます。
6/1(土)夕方に事件発生
事の発端は友人たちとフットサルをしていたところ、接触をして受け身を取れずに肩から転倒したのが始まりです。
激痛が走り最初は肩関節が外れたかと思い、急遽近くの整骨院に駆け込みました。
ただそこで下されたのは、おそらく鎖骨折れているよと。
そこで親にヘルプコールして急ぎで自宅近くの病院でレントゲン検査をしたところ、まあものの見事に折れてました。笑
鎖骨骨折といえば固定ベルトによる治療か、手術による固定による治療。
あわよくば固定ベルトと思っていたけど、ズレが激しいため、手術することに。
そうと決まればということで、その日のうちに術前検査(血液検査、尿検査、肺活量検査)済ませておこうということで、つい2週間前に健康診断したばかりなのに再度健康診断をしました。
検査を受けながら考えていたことは治療費どのくらいかかるかな……。
けど高額療養費制度で約87,000円くらいか。
それに差額ベッド代や食事代、入院中のレンタル用品含めると10万円くらいかと見込んでいました。
ちなみに差額ベッド代は病院都合の場合には請求されないため、交渉する余地はあります。
私は短期入院だろうから大部屋希望でとお話しましたが、現状空いておらず、2人部屋でもいいか?と言われました。
そこで病院都合だから差額ベッド代かからないですよね?と交渉をすればよかったのかもしれませんが、今回は自分の不注意でけがをしたわけだし、お世話になる立場だし、それでわざわざ険悪になるのも面倒だし、いいやと思い、素直に差額ベッド代を受け入れました。
あとは性格的に些細なことで揉めるのがストレスなもので。笑
SNSとかで保険不要論がたびたび話題になるけど、自分の場合にはやっぱり医療保険はお守り代わりの精神安定剤として必要だと感じました。
というのも、治療費の支出は貯蓄から払えるだけの資産はあります。
ただ予期していない支出だとやっぱり心理的にはいやだなと思います。
←完全プライベートの中のけがだから、自業自得ではあるんですが。
入院に当たっての持ち物
・下着
私の場合は鎖骨骨折で着替えもままならないということで、着るものはすべてレンタル。タオル類もコロナの懸念もあるため基本的にはすべてレンタルになっていました。
・歯ブラシ・電子シェーバー
・飲み物
自分で買いに行けず、都度看護師さんにお願いしなければいけなかったので、忙しいなか手間をかけさせるのも申し訳ないのであらかじめ持っていきました
・本2冊
・スマホと充電器
本当は食事が足りないだろうから間食でも持っていこうと考えていたのですが、間食の持ち込みすらNGでした。
これは私が食べられる状態であったとしても、他の病院患者が徘徊して食べてしまう恐れがあるからみたいです。
これも病院ごとできっと異なるのでしょう。
幸い家から近い病院で不足なものがあればすぐに届けてもらえる場所だったので、荷物は仕事用のカバンに収まるくらいコンパクトでした。
病院にもよるでしょうが暇つぶしの道具は必ず持っていきましょう!
6/6(木)入院1日目
午後から入院手続き。まずは入院にともなってPCR検査の実施。
20分ほど待って結果は陰性、晴れて病室に入室。
入室後に入院に当たっての必要書類を看護師さんに提出しました。
その後、1時間くらいはパジャマの貸し出しと着替え、点滴入れるための注射やリハビリ担当の挨拶、検温・血圧、パルスオキシメーターで酸素と脈拍の確認などでバタバタしていました。
ちなみに病院ごとに対応は異なりますが、私が入院した病院は、お見舞いは禁止、病室のフロア移動禁止、外出禁止と厳しかったです。
また小さな病院だったため院内には特に売店やカフェはなく、早くも手持ち無沙汰になりました。
唯一の救いは無料wifiが用意されていたことです。
早速wifiを使わせてもらって、時間があるうちにCFPの更新のための継続教育をすることに。ちなみに使ったのはエフピー研究所の「今日から始めるインターネット継続教育講座」、価格は2,970円、30単位取得に費やした時間は約1時間です。
この教材はコラムを読んで、最後に穴埋め問題に回答することで単位取得ができます。
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そんなこんなをしていると、夕食の時間になりました。
食後は寝る前の検温・血圧、パルスオキシメーターで酸素と脈拍の確認をして、ひたすら消灯の21時まで本を読んで過ごしました。
消灯後は23時ごろまでスマホでyoutube見たり、過去のドラマを見たりして過ごし就寝。
しかしここで思わぬ洗礼が……、同室のかたのいびき&認知症を患っているであろうかたが5分毎にナースコールを押してやり取りしている声などなどで安眠とはいえず。
さらに起床時間は6時と早いため、あまりぐっすりは寝れませんでした。
これによって、昼間睡魔に襲われて生活リズムが崩れるという悪循環。
6/7(金)入院2日目
10:30に手術なので朝食は抜き、朝から点滴で抗生剤と水分補給。
オムツを履いて手術着にお着替えをして、いざ手術室へ。
手術部位の確認と心電図、呼吸器の装着して、点滴から麻酔を注入。
初めて全身麻酔をしましたが、ものの数秒で落ちました。笑
事前説明だとここから気管挿入をして、肺のほうから別の麻酔を注入し、手術開始とのことでした。
本来は手術が終わった状態で意識を戻して自発呼吸を確認したうえで気管に入れていた管を外すらしいのですが、私の場合は過去に自然気胸をしていたこともあり、リスクがあるようでその手順を踏まずに管を抜いて病室に戻されました。
そこで意識が戻り、朦朧とする中でレントゲン画像を見せられ、手術後の鎖骨を確認しました。
通常であれば術後2~3時間で心電図の離脱をして、徒歩移動可能になるんですが、私の場合はまたも自然気胸の再発リスクがあるため、1日は様子見でした。
ブロック麻酔をしている影響もあり、左腕はしびれて麻痺していることで痛みは特に感じませんでした。ただ強いて言えば患部が熱をもって体温も上がっているのは感じていました。これはアイスノンでひたすら冷やしてもらい対処。
消灯時間になってようやく手のひらに感覚が戻って、徐々に痛みも強くなりました。
さすがに痛みが強くなってきたため、深夜2時ごろにナースコールをして痛み止めの服用。
その後は痛みを気にすることなく、寝ることができました。
6/8(土)入院3日目
多少痛みはあるものの、痛み止めを飲んでいれば特に気にならないくらい。
ただ相変わらず熱は下がらないため、患部を冷却。
朝食をとって、回診でも問題なさそうということで、ようやく心電図を離脱して、徒歩移動の許可も出ました。
最後に抗生剤の点滴をして、点滴の管も取れました。
午後にはリハビリが始まり、可動域の確認と患部周りのマッサージ。
不思議なことに患部の痛みは全くと言っていいほどなく、それよりも肩甲骨周りと肘周り、腕の付け根に痛みがありました。
聞いたところ、鎖骨は腕を支える重要な骨でそこが折れたことで腕の重みをほかでカバーしている結果、どうしても筋肉が張って痛みが出るようです。
リハビリ後はやることがなく持ってきていた本も読み終わってしまったため、親に連絡して、別の本の調達と飲み物の差し入れを受け取り。
連日の睡眠不足もあり、うたた寝したり動画を見たり。
6/9(日)入院4日目
術後2日目になるとだいぶ痛みも和らぎ、痛み止めを飲まなくてもいいくらいまで回復しました。
なんならもう退院させてくれないかな?って感じ。
当初は入院前の話で金曜手術でその後様子をみて退院ねと言われていたこと、ネット情報だと早ければ2泊3日で退院できると書かれていたこともあり、このくらいで退院できるだろうと目論んでいました。
回診で先生に退院はいつになりますか?と聞いたら明日傷の状況を見てからねと諭されました。
同室だったかたはこの日が退院日ということで、お部屋を去っていき、次の入院患者を受け入れのため、部屋のレイアウト変更。私もベッドの位置を変えるとのことでしばし廊下待機。
この日もリハビリ以外はやることがなく、時間を持て余す。
6/10(月)入院5日目
前日に傷の様子を見てとのことだったので朝の回診を待っていたところ、ものの数秒見て何も言わずに去っていく……。
ここで私はえっちょっと待って退院日は……。と戸惑う。
その後不安になり看護師さんに偵察してもらったところ、明日レントゲン撮影して問題なければ明後日午前中に退院できると情報をキャッチ!
6/11(火)入院6日目
看護師さんの言った通り、回診後レントゲン撮影をして、特に問題なしということで退院が決定。
そのあとは5日ぶりのシャワー。
それまで身体は拭いてもらっていたけど、髪が洗えていなかったので、ようやく髪が洗えてさっぱりしました。
午後は退院手続きの説明と今回の入院に伴う医療費の概算説明。
6/12(水)入院7日目
朝一でリハビリをして、10:30過ぎに病室退室。11時ごろに精算をして晴れて退院!
今後はまず週1でリハビリ通院、手術後10日過ぎたら抜糸、可動域が広くなってきたらリハビリ通院の頻度を増やしていくようです。
午後から仕事に復帰して、仕事終わりに日程変更していた歯医者に行き、シャバの空気を楽しみました。
入院生活を経て
今回入院生活を経て、改めて健康であることのありがたみを感じました。
不自由なく仕事ができて、好きなことができるって幸せですね。
しばらくは片手での生活なのでいろいろと不自由しそうです。
幸い、利き手は事由がきくのでありがたいです。
そして看護師さんの仕事の偉大さを知りました。
5分ごとに同じことでナースコールを鳴らされても、丁寧に説明を繰り返したり、逐一患者の状況を見回りしたり、面倒を見てくれたり、時には会話の相手になってくれたりと本当に看護師さんに助けられました!
順調にいけば3~4か月後に再度ボルトを外す手術のためにお世話になります。
さて今回のコラムでは入院生活について綴ってきましたが、次回は入院に伴う手続き関係についてお伝えをしていきます。
次回のコラムのほうが健康保険の手続きや、医療保険の請求手続きのことになるため、皆さんの役に立つかなと思います。