いよいよ研修最終日。
当日に向けて終日ロープレ研修をしました。
ロープレの題材としては、保険の見直し・資産運用・老後への備え・相続の4つです。
メイン相談員、サブ相談員、相談者、オブザーバーの役割を一周するような形でのロープレです。
各テーブルには実行委員のインストラクターがついてくださり、フィードバックをしてくれます。
これまでの研修内容をまだ読んでいないかたは下記のコラムをご確認ください。
話の展開方法
おこなうロープレ内容に関しては事前に最低限の情報だけ与えられていました。
情報としては家族構成、年齢、相談内容です。
なおFPフォーラムで事前に得られる情報としては、相談者の年代と相談内容、同伴者はいるかどうかくらいです。
そのため具体的にどういった相談をしたいのかは当日ふたをあけてみないと分からないのが正直なところです。
当日は相談に入るまえに家族構成や年齢、収支の状況と資産についてのヒアリングを最低限する必要があるでしょう。
そこからどういったお金の悩みを抱えているのかを聞きながら、FP協会が発行しているくらしのワークブックを使用しながら適宜説明をするのが流れになりそうです。
最終的にはキャッシュフロー表の作成とCFP検索システムを案内して無料相談を終了する流れがスムーズかと思います。
メイン相談員とサブ相談員の役割
基本的にFPフォーラムの相談員は2人1組でおこないます。
メインとサブに分けられますが特に役割分担があるわけではありません。
基本的にはメイン相談員がお客様をリードする形になるでしょう。
サブは途中でメインが話に詰まったときにサポートしたり、メモを取りながら話を整理したりする役割を担います。
なおこの役割に関してはおそらく各支部やFPフォーラムごとに異なると思いますのでご参考までに。
実際にやってみて
私自身は日ごろキャッシュフロー表の作成を必須にしているため、作成しない場合の相談は久々でした。
ロープレ研修は相談時間30分、当日は50分になります。
ロープレ研修をやってみてFPフォーラムの個別相談でとくに求められるのは、傾聴力です。
傾聴力に関してはFPフォーラムに限った話ではなくFP相談をおこなううえで欠かせないスキルになります。
正直50分で話を聞きながらそれに対してお話をするとしても問題解決まではたどり着かないでしょう。
短い時間でどこまで話を伺って話をまとめるのかのスキルだと感じました。
それができるようにいつも以上にお客様の話に耳を傾ける点に趣を置くのがいいのかなと感じました。
おそらく話を伺って問題整理と解決方法を手短にまとめて、1つでも新しい気づきを得てもらうので精一杯です。
今回やってみて私が思い描いたゴールとしては、『FPに相談するメリットを少しでも体験してもらうこと』だと思います。
どんな相談であってもその場でお金の不安を払拭させることは難しいでしょうから、より具体的なアドバイスが欲しいならばFP協会のCFP認定者検索システムを案内してキャッシュフロー表などを作成するといいですよといったアドバイスになるのかなと思いました。
なお研修内容は各支部で異なるため、必ずしもこういったロープレ研修があるわけではありません。
そういった意味では私が参加している東京支部は研修内容が充実しており、これから少しでも実務経験を積みたいかたには交通費はかかるものの無料で研修を受けられるため積極的に参加したほうがいいでしょう。
また活動実績としても話せる点でも有用だと思います。