皆さんはライフプランという言葉を聞いたことありますか?
また作ってみたことありますか?
FPの勉強をされたかたはもちろん聞いたことあると思います。
一般のかたは聞いたことないというかたも多いでしょう。
またFPの勉強をした人でも実際に作ってみた!というかたは少ないと思います。
そもそも言葉の意味は試験で出てきますが、作成に関してはAFPの試験課題で出題されるくらいで実務をやっていないとなじみがないでしょう。
今回はそんなライフプランについて、旅行に当てはめながらみていきます。
もともと旅行会社にいてたとえやすいこともあり、旅行にしただけなので深い意味はありません。笑
私の場合、相談ご希望のかたはライフプラン作成を必須にしています。
その理由を知ってもらうためにもまずはライフプランについてまとめていきます。
そして最終的に私が目指しているのはお客様自身でライフプランを作成できるようになってもらうことです。
これを機に少しでもライフプランに興味を持っていただけると嬉しいです。
まず皆さんが旅行にいこう!と思ったらなにから始めますか?
① 目的地を決める
② どのくらいの日程でいくのか、予算はいくらなのか予定を組む
③ なにで目的地にいくのか交通手段を決める
ライフプランも旅行と同じように、目的を決めて、その目的まであと何年あるのか、いくら必要になるのかをみていきます。
上記の旅行とライフプランを当てはめながら見ていきます。
① ライフプランでいう目的地は結婚や住宅購入、子どもの教育費、自身のセカンドライフといったいわゆるライフイベントが目的地になるでしょう。
② 日程はそのライフプランが何年後に発生するのか、予算はいくらお金が必要になるかです。
③ 交通手段はライフプランで当てはめた場合、資産形成や病気ケガなどの公的保険、公的年金といった制度をどのように活用するかに置き換えられます。
プランを練るメリットとは?
プランをあらかじめ考えることによってリスクの想定ができます。
たとえば旅行していても天候や交通事情など予期せぬトラブルでプラン通りにいかないこともあります。
ただ予測できるリスクに対して対策をとることができます。悪天候だった場合は違う観光地にいく、別の交通手段を調べておくことで臨機応変に対処するといったことができます。
ライフプランも将来発生しそうなリスクに対して、どのように備えるのかを考えられます。
だれに依頼をするか
旅行も旅行代理店に頼むか、個人で調べてプラン計画するのかに分かれます。
旅行代理店に頼むといっても添乗員付きのパッケージツアーもあれば、宿+交通の旅行プランもあります。
添乗員付きのパッケージツアーであれば、旅行代金は高くなりますが何から何まで旅行会社がやってくれます。
ライフプランでいえば、金融機関に依頼するケースが該当するでしょう。銀行や証券会社、保険会社などはライフプランを作成したうえで、自社商品の案内をしてくれます。
その商品が気に入れば契約や口座開設から商品選び、アフターフォローまでやってくれるメリットがあります。
金融機関であればライフプランは無料でやってくれるところが多いです。その代わり商品を契約したさいの手数料が金融機関の収入源となります。
次に宿+交通手段の旅行プランであれば最低限は旅行会社に依頼をして、目的地に到着したらあとは自分で観光地を巡るものになります。
これは独立系FPに依頼をするケースでしょう。ライフプラン作成というところまで最低限おこない、商品をどこのものを選ぶかは基本的にはお客様自身で決めてもらいます。もちろん商品選びのお手伝いはするでしょうが、契約等はお客様自身でおこなってもらう必要があります。そのあとのアフターフォローもおこなうかどうか人によってまちまちです。
こちらは金融機関と違ってライフプランの作成で料金が発生することが多いです。
いずれにしてもメリット、デメリットがありますので誰に依頼をするかは考えましょう。
ライフプランは旅行でいうところの地図代わり
地図をもって確認しながら目的地に向かうのか、地図を持たずにわけも分からずに目的地に向かうのかでそこにたどり着くまでの道のりや時間は大きく変わってきます。
またSNSやyoutubeといった情報であふれかえっており、もしかしたら手に持っている地図が誤っており、目的地まで遠回りしてしまったなんてことも考えられます。
正しい地図をもって目的地に向かうためにも専門家であるファイナンシャルプランナーに相談してみてはいかがですか。